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転生勇者の気まま旅 1巻 レビュー


今回紹介するのは「転生勇者の気まま旅」です。

この漫画は「生まれ変わり」「最強主人公」「元勇者」と言う設定が好きな方にオススメできる作品です。

地方貴族の次男で妾腹の子どもだった「リオン」は、正妻の子であり家督を継ぐ予定の兄「スネイル」に奴隷のようにこき使われていました。

ある日スネイルが友人たちと危険な西の森へ魔物狩りをしに行くと言い、リオンも荷物持ちとして連れていかれました。

スネイルたちが順調にゴブリンを倒していると、中級の魔物であるオーガが現れました。

スネイルたちは立ち向かいましたが、オーガには歯が立たず逃げることにしました。その際スネイルリオンを囮にして逃げていきました

オーガと二人きりにさせられたリオンは死を覚悟しますが、謎の声が聞こえてから恐怖心が消えてオーガを一刀両断したのでした。

そこでリオンは、自分が100年前に魔王を倒した勇者リオン=リベルト」だということを思い出しました。

勇者は一人で何でもできるからという理由でパーティを組んでおらず、単身で魔王を倒しました。

しかし、魔王は”自分が死ぬと相手に強烈な呪いを付与する”という魔法を発動させ、勇者は魔王を圧倒できる力を持っていたのにも拘らず、その呪いを解除してくれる仲間がいなかったので相打ちになってリオンは死んでしまったようでした。

スネイルの逆恨みによる暴力を魔法で自動反射してしまい、スネイルに怪我をさせたところをスネイルの母に見られてしまい、この家から出ていくように言われます。

種族(ヒューマン)レベルは1でしたが、ジョブレベルが前世のままだったリオンは、言われるがまま家を出ていき冒険者になるために冒険者ギルドへ向かうのでした。

良かった点

①タイトル通り、強さを目指すのではなく自由に生きるという点

前世の自分が魔王を倒しているおかげで、大きな力を自分のために自由に使えるという設定が好みでした。

これからどんな物語があり、今世では仲間を作るかどうか等、気になってワクワクする要素がたくさんなので楽しみです。

リオンの年齢が12歳なのも将来性を感じられて、良い点だと思いました。

②ジョブの設定が面白い

種類の多さはもちろん、ジョブごとにクラスが存在していたり、さらには組み合わせによって取得できるエクストラジョブというものも存在するらしいので、今世のリオンはどんなジョブについていくのかが楽しみです。

③雰囲気が重くないので気軽に読める

まだ一巻だからというのもありますが、全体的に明るい話に感じたのでリラックスして読めるなと思いました。

気になる点

①目立つ行動をしている

自分の力を公衆の面前で普通に使うので、いつかリオンが勇者の生まれ変わりだということがバレてしまいそうな気がするのですが…。そうすれば気ままな旅はできなくなるのでは?

個人的には、力を隠しながら問題を解決していく方針などはどうかなと思いました。

2巻の感想について

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私の心はおじさんである 1巻 レビュー


今回紹介するのは「私の心はおじさんである」です。

この漫画は「おじさん主人公」「美少女化」「最強主人公」「ファンタジー」と言う設定が好きな方にオススメできる作品です。

上司には叱咤され若者には尊敬されない、40代半ばで独身のオタク気味の萎びたおじさん「山岸遥」は、いつも通り古くて狭いアパートで目を覚ますはずでしたが、目が覚めると知らない世界で絶世の美女になっていました。

はダークエルフとしてファンタジー世界に転生したのでした。知らない世界に一人で戸惑っていましたが、ファンタジー世界なら魔法が使えるかもしれないと思いつき、唱えてみたら絶大な火力の魔法が発動しました。

それを二級冒険者の「ラルフ=ヴォーガン」という男に見られました。ラルフは剣を抜いていましたが、の魔法にびびってしまい失禁してしまいました。

ラルフとは無事会話も成立し、はこの世界のことも自分の体のことも分からない状態なので、記憶喪失だということにしてラルフに街まで案内してもらえないかと頼みます。

ラルフは快く引き受けてくれ、この世界のことについても少し教えてくれたのでした。

ラルフの案内で「独立商業都市国家ブレイヌ」という国の「オランズ」という都市についたは、ラルフに冒険者になるよう勧められ、一緒に冒険者ギルドへ向かうことにしました。

冒険者登録を済ませたは、ラルフに一週間分の宿代を出してもらい、ラルフにお金を返すために、冒険者用の講習を受けることにしたのでした。

良かった点

①中身がおじさんだけれども、容姿は美女

私も子どもから見ると冴えないおじさんになってきたので、主人公のに親近感を感じられて自己移入できるのが良い点だなと思いました。

異世界転生はもはや若い世代より、私たちのようなおじさん世代の方がなじみ深いと思いますし、昨今の若い主人公(中身)にはなかなか自己移入できなかったので個人的にはドストライクな設定でした。

加えて冴えないおじさんがそのまま主人公というのもありきたりな設定なので、中身がおじさんのまま美女化するというのは夢があって良いと思いました。

今はよくVRchatなどで、おじさんが美少女アバターの中に入っていることを考えてもらえば需要はバッチリかと思います。

②多くの謎

世界のことや自分の体のことなど、知らない情報があってそれを明らかにしていき、どう世界に馴染んでいくのかを考えると、とてもワクワクできる内容だなと思いました。

③世界観や設定

純粋なファンタジー世界なので、魔法の原理や冒険者の設定などが分かりやすいのが良いと思いました。

この内容にはゲームウィンドウなどが無いほうが合っていると思うので、それも高評価でした。

気になる点

①ファンタジー世界での扱い

現実世界では冴えないくらいおじさんで、周りからの評価もおそらく低めなはずだったのに、魔法が使えるからといって扱われ方が180度変わるのは少し急だなと思いました。

2巻の感想について

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ポンコツ魔王の田舎暮らし 3巻 感想

ネタバレ注意


「ポンコツ魔王の田舎暮らし」の3巻の感想です。

新キャラ参謀長「ムートン」も、ミミドラ想いの良い部下みたいですね。相変わらずミミドラは部下に慕われてますね。

執事面接でミミドラのMPが1になっていたのが面白かったです。私も就活とか偉い人と話すと消耗するのでMP消費していたのでしょうか笑。

ニャンパラ谷の半径50㎞のゴブリンをMP0.5で殲滅していましたが、魔界全土の75%を戦乱から守ったとありましたし、ミミドラが部下に慕われるのも納得ですね。一番偉いけど、誰にも頼れない立場なのですね。

ベルーニャ達を救ったシーンは、この漫画では初のシリアスシーンでしたね。今まですべてゆるい雰囲気だったので急な温度差に驚きました。

梅雨の現象やカエルについて調べていましたが、こりすのおかげで人間界のカエルを見ることが出来ましたね。

魔界ツノガエル」って面白いキャラクターですね。弱いのに煽ってくるというのは典型的な雑魚キャラですよね。人間界と違ってデカいのも嫌ですね…。

通販雑誌で服を買ったミミドラ達でしたが、服を買えるくらいのお金はまだあるんですね。服も、結局ベルーニャのために買うことにしたことを考えるとミミドラも部下想いで良い関係ですね。

無言で荷物を受け取ったベルーニャでしたが、私は使ったことないのですがUber eatsとかミミドラ達に向いてるんじゃないかと思いました。サインは書いてあげて…。

無人販売のお店の品出しは、ゲーム屋のバイトの男の子がやっていたんですね。ミミドラに作ったおにぎりがウマすぎと言われて、嬉しそうに照れていたビビアンが可愛かったです。

品物の種類が豊富な無人販売店は憧れます!普通のお店で買うのも嫌いじゃないんですが、無人販売店ってなんか居心地がいいんですよね。秘密基地みたいでワクワクする男の子の夢です笑。

ミミドラ達が無視している通販の支払いを任されたベルブブですが、ただの陽キャじゃなくてアッパー系コミュ障(自分の言いたいことを言ってるだけの人)だとは…。

でもるこ達には伝わっていたということは、ベルブブがコミュニケーションを円滑に取れる能力があるのか、るこ達が陽キャ過ぎて察する能力が高いのか…。

ベルブブにより町内の挨拶をすることになったミミドラですが、その結果はどうなるのか、早く次巻を読みたいです!

2巻の感想について

4巻の感想について

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回復職の悪役令嬢 4巻 感想

ネタバレ注意


「回復職の悪役令嬢」の4巻の感想です。

「秘密の船着き場」から船に乗り、ケットシーの村についたシャロン達は早速トルテの妹「タルト」に会いに行きます。

タルトは発熱し倒れてしまい、村の医者に診てもらいますがいつもの発作と同じだと言います。

トルテは医者に「楽園の雫」を見せて治療薬を作ってもらおうとしますが、医者のレベルが足りず作ることが出来ないと言われました。

シャロンタルトの状態を「活動中にマナが減少し続け、枯渇したマナを体力で補填している状態」と予測しました。

その予想は当たり、タルトは「マナ喰い」という状態異常にかかっていることが分かりました。

タルトちゃんはトルテとかなり似ていて可愛いですね。途中で出会った猫の敵も可愛らしくて、平和に暮らすにはうってつけの場所だなと思いました。ただしネコ剣士のレベルは25と高かったですが…汗。

医者は歳を取った猫でしたが、それでも可愛くて羨ましいなと思いました。髭とまゆを整えればばっちりですよね!

「マナ喰い」という状態異常は生まれつきだったのでしょうか。結構厄介な効果なので他にもこういう病気で苦しんでいるキャラが居ると思うと胸が痛くなります…。健康大事!

他に製薬できるジョブの<錬金術師>には、楽園の雫を使ったレシピに心当たりがあったので、シャロン達は錬金術師を探すことにしました。

なかなか見つからず苦戦していると、なんと状態異常にかかっているタルト自身が<錬金術師>でした。

『リアズ』における最上級回復系ポーション「流れ星のポーション」は、死亡したプレイヤーをこれで蘇生した時、受けていた状態異常を全解除できたので、これを作ることにしました。

無事にポーションを作ることが出来て、タルトに使用することで「マナ喰い」の状態異常を完治することが出来ました。

元気になったタルトは、お礼に残りの楽園の雫を使って「流れ星のポーション」を作ってくれて、パーティ全員に一つずつ配ってくれたのでした。

タルトちゃん元気になって良かった~泣。こんな症状に苦しみながらも<錬金術師>のレベルを18まで上げていて偉すぎる!

ポーションを飲んだ後に倒れかかったのはひやひやしましたが、即効性のあるポーションで良かったですね。

シャロンは一人で「珊瑚の洞窟」に潜りますが、敵が居てこれ以上進めないことが分かり引き返すと、タルトが追ってきていました。

タルトにどうして冒険者になったのかと聞かれ、シャロンは世界中を旅するためだと応えました。

快気祝いにパーティを開くと、タルトシャロンの弟子になって冒険に付いていきたいと言いました。

シャロンタルトも自分の好きなことが出来ず、不自由な生活を強いられてきたからこそ通じるものがあったのかもしれませんね。

私も似たような境遇の人に出会うととても親近感が湧きます!

これからタルトが弟子になって、二人パーティになることでどんな変化が出てくるのか楽しみです!

勇者パーティと別れたシャロン達は、早速タルトに冒険の腕輪を装備してもらいました。

3巻の感想について

5巻の感想について

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最も嫌われている最凶の悪役に転生 2巻 感想

ネタバレ注意


「最も嫌われている最凶の悪役に転生」の2巻の感想です。

汚名返上のため、困っている人を助けようと思っていたロベリアでしたが、悪名と毒舌のせいでうまくいきませんでした。

そんな中、獣人族長の娘「リーデア・キャットシー」と出会います。リーデアを助けたことで懐かれますが、リーデアは族長になるとすぐに人族と大規模な戦争を起こす悪党キャラだったので見捨てようとしましたが、熱で倒れてしまいました。

体調を崩していたリーデアを看病した後、ロベリアリーデアに里帰りするように言いますが、リーデアには逢いに行かなければならない人がいると言いました。

ロベリアは、その女の子(ラケル)のところへリーデアを連れて行ってあげることにしました。

リーデアは戦争を起こす悪党キャラだそうですが、ロベリアとの会話を見ている感じではそんな無茶苦茶なことはしなさそうですよね。なにか隠された事情があるような気がしますね。

ラケルも人族だと思うので、人族を恨むような要素は今のところないような気がするのですが…。

それにしてもリーデアは人懐っこくて可愛いキャラですね。族長の娘なのに偉そうじゃないのが好感持てます!

追手に英傑の騎士団が二人おり、話し合おうとしましたが上手くいかずに戦闘になってしまいました。敵の一人(ジェイク)は話が通じるようで、暴走した敵(ゾルデア)を止めてくれて、逃がしてくれました。

ジェイクに対して素直に「感謝する」と言えたのは何故なのでしょうか。毒舌が収まる条件が何かあるようですね。

どうせなら話し合いの時点で毒舌が治ればよかったのですが…。まぁそれでも襲ってきそうですが汗。

無事リーデアラケルのもとへ連れていくことができ、ロベリアラケルラケルの師匠に敵対視されることなく歓迎され、リーデアを連れてきたお礼に魔術道具をもらったのでした。

英傑の騎士団の追手に囲まれたロベリアは、ジェイクゾルデアを瀕死寸前まで至らせたと誤解され、捕まってしまうのでした。

英傑の騎士団はジェイクゾルデアから黒魔術の気配が感じ取れたと言っていましたが、それはロベリアの黒魔術によるものなのでしょうか。それとも他にジェイクたちを襲った人物がいる?

こちらは反撃できないというのが面倒くさいですね。せめて確実に逃げられる方法でもあれば楽なのですが。

ロベリアはゲームの主人公のラインハルから決闘を挑まれました。ロベリアラインハルに一方的に悪だと決めつけられてしまい、話し合うこともできず、少しの心の隙にロベリアは聖剣を刺されてしまいました。

殺される間際、ゲームのメインヒロインのエリーシャロベリアが助けてきた人達に、ロベリアは無実だと分かってもらえて庇ってくれました。

ラインハルは結構危ない勇者ですね。一度悪と認識した人物は絶対許さないという感じですかね。転生前のロベリアラインハルに対して何をしたかにもよりますが、ここまで話し合いができないと、ロベリアラインハルと和解できる可能性はなさそうですね。

ロベリアの体が動かなくなったのは何故なんでしょうか。同じ場所にいた人たちは決闘の邪魔をする雰囲気ではなかったし、ロベリアの中に何かが居るのでしょうか?

聖剣を刺されたロベリアは生死を彷徨いましたが、ラケルの師匠から貰った魔術道具のおかげで回復したのでした。しかし同時に転移魔法もかかっており、エリーシャを巻き込んで過酷な環境の人魔大陸に飛ばされたのでした。

ラインハルエリーシャを溺愛しているので、誘拐したと誤解されたら、今度こそラインハルに殺されると思ったロベリアエリーシャラインハルのもとへ送り届けることにしました。

ロベリアラインハルエリーシャに幸せになってほしいみたいですが、あんなに盲目的な敵の幸せを願うロベリアもちょっと変なところありますよね。(ラインハルに関しては殺しにきてるし)

エリーシャは自分の面倒を見るロベリアを不審に思い、逃げ出したりして勝手に危機に陥っていましたが、そこをロベリアが助けたことでエリーシャの信頼を少し得ることが出来ました。

エリーシャも単独で何もできるはずないのに逃げてしまうのはどうかと思いますよね。逆に言うとそれほどまでにロベリアは信頼されていないということですが。

人魔大陸にある、勇者が魔王との戦争で難民となった人族と魔族を送った町「理想郷」は、勇者が管理を任されている設定ですが、監督不行届で貧困状態に陥っていました。

ストーリー終盤でラインハルが絶望する展開になるので、ロベリアは人魔大陸に来たついでに対策してしまおうと考えたのでした。

理想郷では勇者の評判は最悪みたいですね。これはロベリアが認められるチャンスなのでは…!?

1巻レビューについて

3巻の感想について