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漫画

おねぇちゃん日和 2巻 感想

ネタバレ注意


「おねぇちゃん日和」の2巻の感想です。

2巻では、昔私が子どもだった時の記憶がよみがえるような、なんだか懐かしみを覚えるお話がありました。

芽恵がやっていたように、昔ゲームで「こっから本気だすわ」みたいなことを言うのはあるあるですよね。

私は兄とはそんな感じにはなりませんでしたが、友達と言いあっていた気がします。

がTシャツを脱いで軽くなったとやっていましたが、これはドラゴンボールで悟空たちが重りをつけていたり、まさに胴着そのものが重かったりしてたやつでしたよね!対ラディッツ戦くらいだったかな?

の友達の「フッジー」は、よりボケが多いですが、その二人に突っ込む「まおっち」は、なかなか苦労人ですね。

しかしババ抜きに負けて、リベンジの為に二人を大富豪に参加するように煽ったのには、なんだかんだ似た者同士だなと笑いました。

そのババ抜きの話で面白かったのが、の「カードを引く方が表情を変える」というテクニック?でした。何の意味もないんですが、これやられると絶対笑っちゃいます。今度誰かにやろうかな…笑。

たこ焼きを作る回では、ちゃんと丁寧にたこ焼きを作るを見て、やっぱりしっかりしなきゃいけないところはちゃんとしてるんだなと思いましたが、母の影響でハバネロソースを入れてしまっていましたね。

結局父はツッコミ役兼被害者のようで不憫でしたが、こんな仲のよい家庭を気付けた時点で幸せですよね!

クミちゃんも面白いと思った「ヒューマン・バック・クロージャー」私も好きです。おとなしく挟まれる芽恵にも笑ってしまいました。

おつかいの話で、自動ドアに手をかざして自分の「力」で開けるやつ、私もやりました。ハリー・ポッターとか見た日とか、自動ドアの開く方向に手を振って、シュッってやっていました。

今考えるとアレは誰かに見られていたんでしょうか。意外と無意識にやってしまうので、目撃者は多いかもしれないです…。お恥ずかしい。

裏表紙に「おねぇちゃんの絵描き歌」というのが書いてあるのですが、161ページに居るはまさにそれでしたね。(どんなのかは是非実際に見てみて下さい!)

168~169ページの橋の下の川に居る蛍達のコマが、草や石などが細かく描かれていて、とても綺麗で良かったです。

きれいな川なんでしょうね。私はこういう田舎が好きなので、すごくいいコマだなと思いました。

ところで、田んぼ道が帰り道のほとんどを占めるくらい田舎のようですが、この姉妹はどこに住んでいるのでしょうか?

次もこの綺麗なコマのような、特徴あるコマがあれば嬉しいなと思いました。

1巻レビューについて

3(最終)巻の感想について

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日常系 漫画

おねぇちゃん日和 1巻 レビュー


今回紹介するのは「おねぇちゃん日和」です。

この漫画は「ほのぼのした日常」「仲の良い姉妹」「ギャグ漫画」という設定が好きな方にオススメできる作品です。

しっかり者の女子中学1年生「夢咲 芽恵」が、マイペースで奇想天外な性格の高校1年生の姉「夢咲 茜」に、日常の中で良くも悪くも振り回されつつ、冷静にツッコミを入れていきます。

なんでもない日常が、二人によって不思議と面白いものになっていました。

ボケ担当のが居るから面白いというよりは、芽恵の二人だからこそ、面白い話になっていると思いました。

面白いボケでもいいツッコミ役が居なければ、ボケが成立しないという事ですね。

夢咲姉妹のお母さんはどうやらボケ担当のようです。の性格は母似だったのですね。芽恵の性格はお父さん似なのでしょうか。

良かった点

①姉妹の仲の良さから生まれる癒しがある

芽恵は、一緒に帰ったり遊んだりするくらい仲が良く、見ていてとても癒されます。

それでいて距離感も近すぎず、あからさまに仲が良いという事を主張してこないところが良かったです。

②関西弁が可愛い

二人とも声を荒げたりしない穏やかな性格だと思いました。落ち着いた関西弁は個人的にとても愛嬌があると思うので、可愛く感じました。

③単発系の話

1話1話がほとんど独立していて、サクッと読めるところが良かったです。

③気楽に読める

登場人物がみんな仲が良いので、変に気を遣うことなく気楽に読めました。

私は、漫画の中でも仲の悪い関係の人物をみると、少し気を張ってしまうので、そのような関係が苦手なタイプの方にはオススメできます。

気になる点

①クセがあるギャグ

日常系漫画の独特のテンポとオチがあるので、楽しく読める人とそうでない方がいらっしゃると思います。

日常系なので、基本的に展開に大きな変化はないと思いますし、胸が熱くなるような、感情を揺さぶられるものを求めている方には向かないかなと思います。

②茜に既視感がある

「おっとり系」で「関西弁」で「姉」のという名前のキャラといったら、某文字読み上げソフトが思い浮かぶのは私だけでしょうか…。

2巻の感想について

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漫画 異世界転生

行き着く先は勇者か魔王か 元・廃プレイヤーが往く異世界攻略記 1巻 レビュー


今回紹介するのは「行き着く先は勇者か魔王か 元・廃プレイヤーが往く異世界攻略記」です。

この漫画は、「(MMO)RPG」「異世界転生モノ」「主人公が成長していく」という設定が好きな人にオススメできる作品です。

とある会社の営業部のサラリーマン「間宮悠人」が、突然神により、異世界へ飛ばされます。

悠人はいわゆるブラック企業に所属しており、その中での少ない娯楽が、異世界転移のチート無双モノの本でした。

悠人が今の生活に満足していなかったために、神の前に現れることができたと言われます。

しかし、悠人が望んでいたチート能力は授けられることなく、なんとか「年齢を13歳に若返らせる」「ステータス画面を見ることができる」と言う能力だけ授けてもらいました。

いきなり森林の中に飛ばされた悠人は、現実世界から持ち越せた服や鞄と鞄の中身で、なんとか生き延びようとします。

レベル1で、特に秀でたスキルを持たない悠人は、この先生き残ることができるのか、どう生きていくのか…というのが導入部分です。

良かった点

①根性がありポジティブな主人公

転生後、常に命の危険が付きまとう環境だったのに、臆病にならずに頭と道具を使って魔物を倒していくところが見ていて気持ちよく、魅力のある主人公だと思いました。

②過去にMMORPGで1位だったという経験がある

RPGをやったことがあるという程度でなく、やり込みまくって一位になった事があるという経験は、レベルアップの効率化やスキルポイントの割り振り方が特に上手いという事なので、ステータス値以上に強さがあるというのは良い点だと思いました。

③転生しているのは悠人だけではないという事

最近の異世界転生モノで、少しづつ出てきた「自分以外にも(地球)日本から転生してきた人物が居る」という要素は、ありがちな展開に少し変わった刺激を加えてくれることが多いので良い点だと思いました。

気になる点

①この先の進み具合が心配

私は少しずつ強くなっていく話が好きなのですが、今のちょうどいいペースは1巻だけで、この先すぐにレベルが上がってしまう(簡略化されてしまう)という展開にならないかが気になりました。

②主人公の性格に苦手意識を覚える可能性がある

個人的には好感を持てる主人公でしたが、普通の漫画の主人公と違う考え方と性格の為、人によっては上手く感情移入できない可能性があります。

達観しているようで、思考は基本的にはゲーム脳で、感情は結構出す方」「ソロプレイヤー気質」「目立つことをそれほど気にしない(1巻時点ではそう感じた)」という感じの主人公だと感じました。よければ参考にしてください。

2巻の感想について

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ファンタジー 漫画

窓辺のリノア 1巻 レビュー


今回紹介するのは「窓辺のリノア」です。

この漫画は、「ミステリー」が好きで、「主人公の年齢が高め」で、「行き過ぎたリアルなキャラ絵が苦手」な方にオススメできる作品です。

失踪中とされて警察に追われている「テオドール・ブノア」と、猫人間?の「ピート」が、祖国であるフランスに居られなくなったため、”自分たちのことを知らない街へ行く”という事を目的に旅をする漫画です。

ドイツのバイエルン州にきたテオは、夜の道で、警察に追われている「リノア」と言う少女に出会い、コートに本を入れられ、リノアはそのまま逃げてきました。

我関せずとその場に本を置き捨てるテオでしたが、ピートリノアに本を返してやるべきだと言うので、テオはしぶしぶそうすることにしました。

宿の従業員から話を聞くと、リノアはどうやらいつも警察から追われているようでした。

本来の目的の為、なるべくリノアの関わらないように本を返そうとする二人でしたが…。

テオは何故暴力事件を起こし警察から追われているのか、ピートは何故テオにしか見えないのか、リノアはどういう存在なのかなど、気になる点がたくさんでした!

良かった点

①多くの謎がある、読みごたえがありそうなストーリー

1巻ではたくさんの謎が出てきて、堂々と動くことができないテオピートは、それを解決するのに、どのように目的に向かって進んでいくのかが、楽しみに思える面白いストーリーでした。

②暗さの表現が良い

夜に活動するシーンが多く、黒は黒でも、真っ暗な黒や少し暗い影の黒の表現が、読んでいてとてもいい雰囲気を出していました。

③コマの背景がしっかり描かれている

一つ一つのコマにしっかりと細かい背景が描かれており、漫画を見ているというより動くアニメを見ている気持ちになれるくらいに臨場感がありました。

気になる点

①表現というか詩や言い回しが回りくどいところがある

長所の一つでもあるのかもしれませんが、私は最初の回想シーンや、ピートとの会話が、少し冗長で快適に読めるテンポを遅くしているかなと感じました。

2巻の感想について

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悪役令嬢 漫画

悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た ~私の目的は生き延びることです~ 1巻 レビュー


今回紹介するのは「悪夢令嬢は一家滅亡の夢を見た ~私の目的は生き延びることです~」です。

この作品は、「悪役令嬢が没落にあらがう系」で、「主人公の悪役令嬢がチート能力を持っていない」、「暗い話」という話が好きな方にオススメできる作品です。

ファリティナ・グランキエース」は、夢で、とある令嬢への嫌がらせ(冤罪)と、血の繫がっていない後妻の罪により、婚約破棄と処刑を言い渡されます。

その悪夢はとてもただの夢だとは思えず、恐怖を覚えます。

ファリティナには姉弟が居ましたが、長女の自分以外は、全員後妻から生まれてきた子であり、自分の今の家族にファリティナを愛してくれる人がいないことに気づきました。

そんな中、弟の中に、体が弱い末っ子の「ジェミニ」がいたことを思い出します。

ファリティナは自分と同じで、愛してくれる存在がいないジェミニを愛おしく思いました。

ジェミニと触れ合うことで、ファリティナは、自分が求めていたのは「誰かに望まれる」ことだと気づきました。

ファリティナは、愛情を受けなかった哀れな姉弟たちの中で、せめてジェミニだけには「望まれてここに生きた」と思ってもらうために愛を注ぐ事にしました。

それが、悪夢を見たファリティナの生きるただ一つの目的(願い)になりました。

というのが導入部分です。

良かった点

①キャラ絵が個人的に好み

明るい表情や暗い表情、そしてキャラごとの細かい部分が繊細に描かれていて、見るだけでも楽しかったです。

②優先順位の一番が自分でなくてジェミニだということ

悪夢を見たことによって、婚約破棄からの投獄や一家滅亡を防ぐことも大切な目的でしたが、それよりも一番はジェミニに幸せになってほしいという暖かな目的があり、この厳しい舞台の中で、どう立ち回っていくかが楽しみです。

③ファリティナの頭の良さ

ただ周りに味方を作り、助けてもらうだけじゃなく、自分で考え、足を運び、ジェミニを守るために賢く行動するのが見ていて気持ち良かったです。

悪夢により、第二王子「ギデオン」への恋愛感情も冷め、アマンダと言う令嬢とギデオンが堂々と仲睦まじくしていても、未練のようなものが残ってなかったのも良い点でした。

気になる点

①キャラ絵が少し変わっているので苦手な方がいるかも

良かった点に書いたように、私はこの絵が好みなのですが、柔らかい絵というよりは固めの絵と表現できるような感じなので、試し読みなどでキャラ絵だけでも確認してからが良いと思われます。

②人(キャラ)の悪意が良くみえる漫画

心温まる愛情のシーンもありますが、ほとんどが貴族間の黒い感情のやりとり、という印象を受けたので、明るく逆転していくという展開が読みたい!という人向けではないかなと思いました。

2巻の感想について