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【運否天賦・復讐】4度目は嫌な死属性魔術師【転生系漫画】 7巻

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4度目は嫌な死属性魔術師の7巻レビューです。

ヴァンダルー達がたどり着いた廃墟魔境は「タロスヘイム」という巨人種の城塞都市国家でした。

女神ヴィダの信託により、ヴァンダルーは御子と呼ばれていますが、繁栄と栄光をもたらすという、大きな期待をされてしまいましたね笑

リッチの「ヌアザ」によると、200年前にミルグ盾国の侵略により、魔境と化したとのことです。

ミルグ盾国がタロスヘイムを攻めた理由は宗主国であるアミッド帝国に命じられたからです。アミッド帝国はアルダ信仰、タロスヘイムはヴィダ信仰なので表向きは宗教的な対立ということになっていますが、その実は盾国が力をつけていたので帝国との主従関係を保つ為でした。

ということは、別に恨みや敵対していたわけではなく、ただただアミッド帝国の命令で戦争が起きたわけですね。今までの話からアミッド帝国印象最悪すぎますね…。

しかしこの戦いで一番打撃を受けたのは、意外にもアミッド帝国でした。まず、タロスヘイムと友好関係にあったオルバウム選王国が、大義名分なくタロスヘイムを襲ったミルグ盾国に天誅を下すと攻めていったのです。

言い出しっぺが一番被害を受ける…あるあるですね。これに関しては完全な因果応報だと思いますし!

ミルグ盾国は本来アミッド帝国の盾にするつもりだったのですが、タロスヘイムとの戦闘で消耗していた盾国はあっさり突破され、帝国も援軍を送りましたが、結果は敗退し、さらに今までオルバウムから奪ってきた領土の全てを奪い返されることになりました。

アミッド帝国はそれまでオルバウム選王国に勝っていたのですね。それが今回の戦争でまた0からスタートというわけですね。当分戦争は終わりそうにないですね。冒険者は傭兵みたいな感じなのでしょうか。国軍所属ではないでしょうしね。

ヌアザから連れてきたグールたち600名の移住を許可されたのですが、ヌアザはこの国の代表ではないので、クロスヘイムの英雄の一人「ボークス」に話をつけに行くことにしました。

クロスヘイムの英雄の一人で唯一アンデッド化したランク9ゾンビヒーロー「剣王」ボークスと伝説級のマジックアイテムの呪いを解いたら、仲間になってくれないかと取引をします。

ランク9!今までで最強の強さじゃないですかね!だいたいA級冒険者がそのランクぐらいだと考えると、ヴァンダルーたちの戦力も整ってきてますね!

クロスヘイムには5人の英雄がおり、「剣王」ボークス、「癒やしの聖女」ジーナ、「飢狼」オグバーン、「双槍斧」のバリゲン、「小さき天才」ザンディア、によって盾国の進軍を押しとどめていましたが、ミルグ盾国にも英雄A級冒険者「氷神槍」のミハエルがおり、ミハエルの持つ氷の魔槍「アイスエイジ」によって、クロスヘイムの英雄は次々に倒されていきました。

ミハエルもボークス達もA級冒険者らしいですが、武器だけでそんなに強さが変わるものなのでしょうか。ボークスも魔剣を持っていると言ってましたし。そこら辺が気になりますね。

ボークス、ジーナ、ザンディアの3人はミハエルと戦って、死んでしまいました。地下へと続く道がアイスエイジにより凍らされていましたが、ヴァンダルーはそれを解き、地下へ進むことになりました。

ジーナもザンディアも地下に逃げる前に殺されたみたいですね。ザンディアの腕、凍っていたからか綺麗でちょっと面白かったです。

地下には氷漬けにされたドラゴンゴーレムが居ました。ミハエルは女神の遺産「死者蘇生装置」を破壊しに行ったのですが、このドラゴンゴーレムのせいで目的を達成できなかったようです。

ドラゴンゴーレム、女神自身が造り出した番人と言いましたが、これだけ強い番人を置くことができたなら、もうちょっとなんか他にもほしかったですね。どちらの女神もあまり人間に干渉しないタイプなのでしょうか。

ダルシアを生き返らせるために女神の遺産を使いたいのですが、その前にドラゴンゴーレムを倒さなければならないので、強くなることにしました。

死者蘇生装置があれば体だけは復活できるということは、魂があるダルシアは完全復活しますよね。ここにきてようやく目標に手が届きそうですね。

働きすぎたヴァンダルーサディリスダルシアの言葉で、次の誕生日まで休みを取ることにしました。

ビルデが子どもを産んだり、骨人を強化したりとしていましたが、骨人って元ネズミだったんですね。会話できるようにもなって面白かったです。

ジョブチェンジ部屋でグールたちはそれぞれのジョブにつき、飛躍的に能力を伸ばすことに成功しましたが、ヴァンダルーロドコルテにかけられた呪いがあるので、無理かと思いきや、「死属性魔術師」「ゴーレム錬成師」が出ました。ドラゴンゴーレムを倒すのには死属性魔術師のほうが良いと判断してジョブチェンジすると、たくさんのスキルがレベルアップや取得ができたのでした。

呪いとの関係がどんどんわからなくなってきましたね。これだけ抜け道があるとロドコルテも気づきそうなものですが…。

最後、タレアは敵の勢力ビルカインの部下エレオノーラに操られてしまいます。他にも女吸血鬼「テーネシア」、以前出ていた吸血鬼「セルクレント・オズバ」、その上司である「グーバモン」とたくさん敵が明らかになってきましたね。次巻に期待です!

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