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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 7巻

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「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」の7巻レビューです。

前回、エリザベスのことを姉と呼んでいる理由は、コラードと結婚するために、ロゼッタを公爵家の養女だったことにしたからでした。

またなにか厄介なことが起きそうでしたが、今のエリザベスにはあまり関係のなさそうな話で安心しました。一応ストーリーは終わったとはいえ、ロゼッタには警戒してしまいますね。

とりあえず、問題はなさそうだったので、エリザベスは目的の「プリ暁」で覚えていたことを書き綴った日記を持ち出すことができました。

これで少しは予想外の出来事にも対応できるようになるといいですね。今のところ、面倒ごとが起きているのは、ほぼ攻略対象がらみですからね…。

ロゼッタは、レオニードがエリザベスのことが好きなことを気づきます。なのでロゼッタはエリザベスの幸せのため、レオニードに協力することにしました。レオニードはロゼッタのアドバイスの通り、告白しようとしますが、緊張して全く訳が分からないことを言い、失敗しました。

ロゼッタの動機が、自分の幸せをわけてあげたいという、押しつけがましいものですが、今回はこれが功をなすのでしょうか。レオニードが素直にアドバイスを求めたのが面白かったです。しかも回答が告白をすることって、いきなりかよ!って思いました笑。恋人の始まり方は?という問いに対しては、確かにそうなのですが…。

その後、レオニードの領地の部下「ライナス」が、早くガルドヘルム領に戻るように言います。どうやら2週間前に領で、記憶喪失で行き倒れの男性を保護したとのこと。

道中、ライナスがレオニードをほめちぎったり、ロゼッタがガルドヘルム領の女主人みたいといって、エリザベスを焦らせたり、みんなレオニードのために動いてますね。ラバリースの職人たちを思い出します。

領地についたエリザベス達でしたが、レオニードは領のことを管理人の「ダルシー」に丸投げしていたため、自分自身の仕事は残ったままなのでした。

レオニードに応援されて奮起するレオニード。ここでダルシーにエリザベスが好きだと勘付かれてますね。分かりやすすぎる。なぜ本人たちは気づかないのか…。

行き倒れの男性の正体は、プリ暁の攻略対象であり、ヒューラム王国の吟遊詩人王子イヴァンでした。エリザベスだけが知っているのですが、関わるとロクなことにならないと、知らないと嘘をつくのでした。しかもイヴァンのルートは攻略していなかったのです。

イヴァンはこれまでの攻略対象と比べ、暗い一面が前面に出ていますね。(ミッシェルのヤンデレは置いておいて)ロゼッタは共通ルートで話すようですが、アルフォンスの時といい、なぜロゼッタと出会ってすらいないのでしょうか。共通ルートは絶対通る話なので、ここが疑問です。

ダルシーにもレオニードの恋に気付いていて、クリストハルトたちは、明日の領地お披露目デート作戦を、レオニードと計画します。

散策はいい雰囲気で進み、エリザベスは寝不足もあり、レオニードに寄りかかって寝てしまいます。そのまま倒れこんで膝枕の形になるのですが、ここは久しぶりの急接近シーンなのでぜひ見てください!

デート中、がんばっているレオニードもぜひ見てください!

レオのために役立ちたいと考えているエリザベスは、イヴァンにヒューラム王国の第十王子であることを伝えます。しかし、記憶は戻らず、それどころか冗談だと取られてしまいました。

ヒューラム王国からも、不在の王子はいないと返答されているのはなぜなのでしょうか。舞踏会が嫌いということは、王族がらみのしがらみが嫌で、自主的に記憶を失ったことも考えられるし、他の王子から疎まれていることから、作為的に記憶を奪われた可能性もあります。返答がないことを考えると、後者の方がしっくりきますが。

エリザベスの動機は記憶を戻すためというだけなのですが、手料理をイヴァンにだけ作っていることにレオニードは不満を感じ、レオニードはエリザベスに対し「俺も食べたい」と言います。甘いものが好きなのかと問われて、「イヴァンにばかり作っている」と言うと、流石にエリザベスにも気持ちが伝わったようで、これはレオニードの役に立ちたかったからやっていると聞くことができました。それを聞いて安心したレオニードは記憶を取り戻す手伝いをすることにしたのでした。

レオニードの気持ちがエリザベスに伝わることが多くなってきて嬉しいですね。エリザベスの反応もどうみても好きな人への反応なんですが、そこら辺をどう考えているのか、あまり描写されていないので、深く考えないようにしているのでしょうか?ぜひ気付いてほしいですね!

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