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悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 6巻

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「悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし」の6巻レビューです。

公爵令嬢時代、ロゼッタ主催のお茶会に参加していたエリザベスは、悪役令嬢の力を利用して、無事レオニードに勲章を届けることができたのでした。

ロゼッタを交わし、無事勲章をレオニードに渡したことを考えると、エリザベスはかなりうまく立ち回っていたのでは?と思いますね。それでもストーリーに逆らえなかったということは、相当事実を捻じ曲げられていたんだろうと考えられますね。しかし、なぜゲーム本編になかったレオニードとの関係を築けたのか、どういう理屈なのか個人的に気になります。

レオニードはフェルディオの挑戦を受けますが、フェルディオでは全く相手にならずに、レオニードが特訓させているような感じになったのでした。

フェルディオは完全な噛ませ役でしたね。まあ登場シーンからそんな気はしていましたが。でも、なんだかんだで卑怯な手は使わず、堂々と人前で勝負をしたことはすごく好印象です。こんな役でも騎士は騎士なんだなあと思いました。素直?に手を引いたところもちょっと好きでした。この後、余計なことしなければ、味方として出てきてほしいです。

「勝った騎士さまにはくんしょうをあげる」とフェルシーが提案した通り、エリザベスはレオニードに花の勲章を授与したのでした。

どうやら勲章を渡したお茶会の時から、エリザベスのことを気にかけていたみたいですね。

ヒルデの持っている葡萄ジュースが子ども達に大人気で、エリザベスがどこで手に入るかと聞くと、ヒルデの叔母がワイン農場で試作したものだと言います。どうやらヒルデは叔母と訳ありなのか、もう何年もあってないとのこと。

そんな中、クリストハルトから、ルーゼ農場(前述の農場)の収穫に人手が足りないとの報告を聞き、いつものメンバーで手伝いに行くことにしました。

クリストハルトは領の仕事もしながら、領民の手伝いをしに行くとは、慕われている理由が分かりますね。最初はどんなキャラかちょっと警戒しながら見ていましたが、善人で苦労人という感じですね。

作業は良いペースで進み、特にレオニードの列が早いので、クラリッサからレオさんと呼ばれ、みんなからレオさん手伝ってと冗談で言われますが、エリザベスにもついにレオと呼ばれます。

最初、レオニードはエリザベスに対して、呼び方は「レオでいい」と言ってましたが、やっと実現しましたね。レオニードが嬉しそうで何よりです。照れているエリザベスもいい感じでした。

畑で遊んでいる子どもたちを見て、ヒルデは涙を流します。その理由は、6年前に息子と主人を馬車の事故で亡くしたからでした。

子供が嫌いではなく、意図的に避けていただけだったんですね。普通の生活に戻らないかという誘いに対して、いなくなってしまうのではないかという心配をする子どもたちを見て笑い、教会へ戻ると言ったシーンは良かったです。ヒルデ、ロクサーヌの事情を知れたので、ルシンダのことも知りたいです。ルシンダは明るい楽天的なイメージですが、実はこういうキャラが一番重い設定だったりするので、要注意ですね。

ロゼッタがモワーズ王国に戻ったことで、モワーズ王が恩赦を出し、帰国ができるようになったエリザベスは、一瞬だけ公爵家に帰ることにしました。レオニードも同行することになったのですが、そこで思ったより関係が進展していた二人を見て、クリストハルトも(二人を見届けるため)ついていくことにしました。

エリザベスは、レオニードのことを意識して、恋人のようだと思ったり、レオニードはもう結婚のことまで考えているという、すごい進展具合ですね。でも相変わらず、レオニードが一歩先のことを考えているのは変わらないですね。果たしてこの関係が逆転するときがあるのか。もしあるとすれば、それはレオニードの恋がかなう時ですね。

公爵家に着き、自室に戻るとそこには大きく様変わりした部屋があり、さらになぜかロゼッタもいて…?

ロゼッタはなぜエリザベスのことをお姉さまと呼んでいるのか、気になります!

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