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ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~ 2巻

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「ラスボス、やめてみた ~主人公に倒されたふりして自由に生きてみた~」の2巻レビューです。

前回、メナスの魔力によって、直属の配下である七魔王第5席「樹王ユフィール」に見つかりました。メナスはユフィールに皇帝をやめたことを告げます。ユフィールはメナスこそ最も自由であるべきであるから、陰から世界を支配するのはどうかと提案されます。自分の運命だけでなく世界の運命を変えるため、メナスは暗躍することに決めたのでした。

最初の七魔王「樹王ユフィール」はメナスを崇拝しているだけあって、信用できる味方ですね。正義のためというよりは、メナス第一で考えているので、暴走が怖いですが、頭脳面でもメナスを助けてくれそうなキャラですね。

採取が終わり、冒険者ギルドに報告すると、西のスネール王国がノア帝国に進軍し始めたことを聞きました。スネール王国軍は七魔王第4席「プリモ」の担当区域のソコナシ平原に来ているというので、プリモの持っている連絡スキルで、他の七魔王に「表立った活動を避け、秘密裏にノア帝国を防衛するように」と伝えるため、プリモに会うためにもソコナシ平原へ向かうことにしました。

森で起きたことはなかったことにできましたね。ミコリスにめちゃくちゃ疑われていましたが、確たる証拠もなく、それほど悪い風には考えてないようなのでとりあえずは大丈夫そうです。ミコリスは「幻覚の中」のメナスのことをかっこいいと言っていましたが、実際は現実なので、ミコリスの好感度はかなり高いのかもしれませんね。

ソコナシ平原についたら、戦っていた一部のスネール王国軍を全滅させ、国境を断絶しました。目的を一つ達成したメナスは、無事プリモに会うことができ、他の七魔王に「メナスが皇帝をやめたこと」「今後は影から防衛を続けること」を伝えることができました。

以前ミコリスが、レベル20以上の人は一握りだと言っていましたが、さっそくレベル21の「ヴァガン・ゾエル」が登場しましたね。熟練の兵士がレベル5、スネール王国の兵がレベル10とありましたが、最初に現れた暗殺者はレベル15だったと思うので、実は結構強かったんですね。レベル30を超えるものは今後登場するのでしょうか?楽しみです。

プリモは可愛らしいキャラクターですね。兵の殺し方はかなりえげつなかったですが…。破壊光線というトンデモ技を持っていますが、可愛く優しいので魔王という感じはしないですね。魔物だけあって人間を何とも思ってなさそうなところは魔王っぽいですが!一番長い付き合いということもあり、メナスにとてもなついていてこれからの展開に癒しを与えてくれそうですね。

周辺国との国境は街道を除いて断崖絶壁にしましたが、スネール王国の侵攻を防ぎきれないと思ったメナスは、プリモと共にスネール王国へ攻め込みます。

怪盗ネメシス、メイド仮面となって、正義の味方を語った小悪党のスネール国王が民から巻き上げた金を、民に返しました。そうすることで戦争を起こすことをできなくさせました。

圧倒的な力量差があったので、完全にギャグパートでしたね。気になったのはかつてメナスの知り合いが殺されたという過去があるのが気になりますね…。今後にどう影響してくるのでしょうか。「ユフィー」「フィオ」『アリー』というほかの3人がいるみたいですね。「ユフィ」というのは、ユフィールのことではないでしょうか?

皇帝となったアレクは国の混乱や暗殺、孤独を恐れていました。そんな中、彼女には昔、自分を助けてくれたヒーローがいたようで…?

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