ネタバレ注意
「ヘテロギニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~」の3巻の感想です。
ウタツにつくと、やはりカシューとケクーとモウはハカバ達から離れて行ってしまいましたね。
ススキ曰く3人はウタツに入るからまた会うことはできるようですが、今までくっついて行動していた人が未開の地で急にいなくなると不安ですよね。
資材にする立木を熱湯に入れたら、幼虫が出てきてそれをハカバ達はつまんで食べていましたが、煮ただけで食べられる虫なんでしょうか…。味の感想が知りたいです。
ススキは体を洗うのが嫌なのか、入浴後はずっと機嫌が悪かったですね。ツンツンしてても可愛いです。ワーウルフは体を水につけるのが嫌いなのでしょうか。現実の犬や猫にもお風呂嫌がる子はいますよね!
ハカバ達が修繕した家に老ケンタウロスが来ていましたが、これもまたまた良いキャラが出ましたね。家の壁をふさいでいた藻を食べてしまっていて、最初は厄介キャラが来たのかと思いましたが…。
オークに会ったのも初めてでしょうか。ハカバがワーウルフに近い種族と交流し続けて経験を積んだおかげで、私たちにも会話の意味が分かりやすくなっていましたね、土を運ぶバケツをくれたり、親切なオークでしたね。
ハカバは「オン」と「ンー」の意味として、
「オン」=(私達にも)可能な「混ぜる」の意味。混ざった複数のものがそれぞれ判別可能な混合。
「ンー」=(私達には)不可能な「混ぜる」、その結果としての「喧嘩」の意味。混ざった複数のものが判別不能な混合。
としていましたが、「ンー」は人間やワーウルフには(混ぜるのは)不可能で、オークやスライムなどには(混ぜることが)できるということでしょうか。「ンー」自体がワーウルフ語なので、間違いなさそうなのですが…。
だとすると、ワーウルフ語の”私達”に人間が含まれているのは、グージが人間はワーウルフと同じだと説明したのでしょうか。
吹雪になって、ハカバ達の家に大勢避難してきましたが、見たことのない種族が出てきましたね。カエルとウサギとヤギのようですが、この人達もまた違った言語を話すようですね。
ヤギの魔物に初めてハカバの絵が通用しましたね。ヤギの魔物がハカバの絵を自分のことと認識できたということは、リザードマンたちとは違い、彼らは自分の姿を客観視できていて、かつ表現もできるということですね。
ハカバ達を気にかけてくれる、老ケンタウロスがなくなってしまったのは悲しいですね。最初はハカバと一緒の考えで、なぜ老ケンタウロスを外に出してしまうのかと思いましたが、途中で死んでしまったのですね。
老体にはこの猛吹雪は厳しかったのかもしれませんね。ハカバも吹雪などの疲れで、愛着がわいた者の死への動揺が強くなっていているようで心配ですから、どこかでゆっくり休めるところがあればいいですね。
この後、カシューとケクーとモウに出会えて本当に良かったですよね。やはり長い間一緒にいた仲間が近くにいてくれるとそれだけでメンタルが安定しますよね。
ケクーが持ってきてくれたつららは美味しい味がするようですが、人間でいうアイスみたいなものなのでしょうか。美味しいのか、あんまり分けてくれなかったススキを見て、ようやく分かりやすい子どもらしさを出してくれたなとほっこりしました。
モウの「以前この(ハカバが持っている)鞄は私の家にあった」という発言を聞いて、モウの家に行くことにしたハカバ達ですが、またカシューとケクーと離れてしまいましたね。
モウの家に行った後、再びウタツへ戻ってくれば会えるのでしょうが、ハカバ達は戻ってくる気はあるのでしょうか。
ハカバが人間に近い魔物だと思っていた個体はハーピーだったのですね。以前登場したハーピーは鳥要素が強かったので、同じハーピーだとは思いませんでしたね。
もしかしてラミアとかも人間のような個体が存在するのでしょうか?
教授の手記がチーズを包む紙から見つかりましたが、果たして何と書いてあるのでしょうか!?
続きが気になりますね!