ネタバレ注意
「婚約破棄した相手が毎日謝罪に来ますが、復縁なんて絶対にありえません!」の2巻の感想です。
父親から手紙で「修道院を出て、カーティスと結婚しろ」と命令されたサーラ。国王と共謀しているからといって、実の娘を王位継承権についての計画に使うとは、貴族社会って感じで恐ろしいですね…。
カーティスは王太子の地位を返上して、サーラと婚約する道を選んだようですが、あれだけ愛していたエリーに関して何の助けもしないところを見ると、ろくでもない男だということが感じ取れますね。
むしろサーラが、エリーが流刑されたことに少し思うところがあるとありましたが、あれだけエリーに悪意を向けられたのにエリーのことを心配するなんてお人好しなところがあるようですね。
国王と父は第二王子に王位継承をさせたかったみたいですが、そもそも普通に国王が第二王子に王位を授けると言えば、わざわざカーティスを廃嫡する必要がなかった気がするのですが…?
やはりカーティスの生母がソリーア帝国の人間だから、王位を継承すべきだと考えられていたからですかね?
父の言われるままに生きていくのが嫌で、自由に生きていきたいと決心したサーラ。キリネとルースは国を出ることに快く協力してくれるみたいですが、孤児院に来て本当に良かったですね。
やはり現状を変えるには環境自体を変えて、人間関係を再構築するやり方が一番楽に人生を変える手段かもしれませんね。(やりすぎは禁物ですが)
ルースは亡くなった妹にできなかった分、サーラを助けることで自分を納得させたいみたいですが、もともとルースのような性格の人物なら妹を大事にしてそうですが、どうしても助けてやれなかった時期があったんですかね?
港町についてからもですが、道中ルースはサーラのことを最大限気を使ってくれましたね。こんなに優しくされたら誰だって惚れてしまいますよね!
ルースはソリーア帝国の上流階級の人間のようですが、もしかして王家や公爵家あたりの人だったりするのかもしれないですね。もしそうならサーラと結婚してもうまくいきそうですよね!
自由で平等だけど、非常なまでに実力主義な北にあるティダ共和国に住むことにしたサーラ。庶民の生活のことはまだまだ覚えるべきことはたくさんあるかもしれませんが、王妃になるべくして学んだ色々な知識があるのでティダ共和国でも生きていくことが出来るでしょうね。
本気で助けてくれるルースに対して、自分の置かれている状況について全てを説明したサーラ。壮大な規模の話なのに驚いていないところを見ると、やはり上流階級の人間であることに間違いないようですね。
次回、船の豪華な部屋に5日間2人きりで過ごすわけですが、二人の関係はどう変わっていくのでしょうか!楽しみです!
3巻の感想について