ネタバレ注意
「悪役令嬢の継母は荷が重いので、全力で幸せルート目指します」の2巻の感想です。
2巻で、このストーリーのすべてが明かされます。
ドーン公爵の違法な徴収のことを聞いたのがバレてしまったバルバラは、ハーロルトに助けられますが、サンドロに近づいたバルバラのことを娘に近づけさせたくないと拒絶されました。
ハーロルトは言い過ぎたと思ったのか、拒絶した後にハッとなっていましたね。
バルバラは父に前世の記憶があると打ち明けましたが、全然驚かれなかったのは面白かったです。
ハーロルトが過労で倒れましたが、そのおかげでハーロルトはバルバラが部屋にいることを夢だと思い、本心を打ち明けましたね。
バルバラがハーロルト以外の人をかっこいいと思えなくなったのは、バルバラはただの面食いではなく、今まで心から好きになった人がいなかっただけなのかもしれませんね。
ハーロルトの屋敷から帰る途中、脅された従者によって、ドーン公爵のもとへ連れられます。
拷問などはされず、ただの人質にされたのは不幸中の幸いでしたかね…?ドーン公爵はバルバラが先王の手紙のことを知っていることが分かっていたらどうしていたのでしょう。
シュレンザは馬車の荷物入れ?のようなところに忍び込んでいたようでしたが、よくバレませんでしたね…。見た感じ段ボールみたいに置かれてましたが笑。
ハーロルトが助けに来てくれましたが、王妃から教えてもらった隠し通路は、王妃がドーン公爵家の娘だったので、そこから逃げることがばれてしまいました。
冷静に考えれば、ドーン公爵家の人間はみんな知っているはずなので、そりゃ読まれますよね。あえて正面から出たら普通に帰れたりして…。
サンドロは正面からハーロルトを倒せるくらい強かったのですね。王妃の弟で容姿も良く、腕もたつとなれば当然モテますよね。
王妃が加勢したことによって、無事ドーン公爵を捕まえられました。サンドロも心の中ではドーン公爵に反抗していたので、特に抵抗もしませんでしたね。
その後、先王の手紙をハーロルトに見せることができ、二人は結婚することになりました。
シュレンザは番外編で15歳になっており、シシリーと王子が結ばれるのを応援するくらいに未来が変わっていましたね。
最後に自分を愛してくれた親が4人もいると言って、元気になったところはこの話の終わりをスッキリとしたものにしたいいシーンでした。
全体的な感想としては、2巻でストーリーの速さがかなり上がったように感じました。全2巻というのはあまりに短いですよね。
面食いなバルバラが、イケメンだけど訳ありなハーロルトとお見合いをするという流れでしたが、二人がデートする話もちょっと少なかったように感じました。
それなら個人的には、バルバラとハーロルトが結婚して、シュレンザが15歳になるまでの続きがあってもいいんじゃないかなと思いました。
一番のお気に入りキャラクターがシュレンザだったので、シュレンザが活躍する続編とかが出てくれると嬉しいですね!
キャラ絵がすごく好みで、1巻の話のテンポが快適だったので、これで終わってしまうのが残念です。
主人公とその相手がなかなかくっつかないのをもどかしく感じる人には、おすすめできますね!