ネタバレ注意
「戦場の聖女 ~妹の代わりに公爵騎士に嫁ぐことになりましたが、今は幸せです~」の2巻の感想です。
2巻では、フィーネとレオンの擦れ違いの解消や新たな刺客について描かれています。
フィーネは、メイドの「エマ」に自分の世話をしてもらうことに申し訳なさを感じていましたが、エマは気にせずいろんな服を着せます。
4つの衣装が出てきましたが、私のお気に入りは3つ目の眼鏡をかけた衣装ですね。おしとやかなキャラが好きなのはありますが…。
レオンはフィーネが実家で虐待を受けていた可能性に気づきます。フィーネを虐待しているとしたら、ヘルトリング伯爵家には相応の対価を払わせるために、フィーネの過去に迫り、虐待を裏付ける証拠を集めることにしました。
コリンナの性格や、フィーネが何かに怯えている理由など、早い段階で気づき始めましたね。レオンは騎士としての強さだけでなく、知力も高いのですね。
フィーネは自分が治癒士として働ける、ランセル騎士団訓練所にて騎士たちを治療する仕事をすることにしました。
レオンの幼馴染で騎士団長のゴートンとレオンの訓練を見終えると、訓練所から剣が飛んできて、フィーネはレオンに守られます。
フィーネはレオンを危険にさらしたことを必死に謝りますが、レオンはフィーネに謝るのではなく「ありがとう」と言ってほしいと言い、フィーネに謝ることを禁止にしたのでした。
フィーネは自分のことを軽く見すぎていますね。一歩間違えれば死ぬとこだったのを恐怖するところを、真っ先にレオンを危険にさらしたことを謝りましたから、フィーネにはこれから少しずつ自分を大切にしてもらうようにしていかなくてはなりませんね。
訓練所に向かう途中、庭にマナが汚れている土を見つけたので、浄化してみたら成功はしたのですが、フィーネが倒れてしまいました。
フィーネが本当に光魔法の使い手なら、1巻の最後でコリンナが纏っていた魔法はおそらく闇魔法なのでしょう。
フィーネはレオンにプレゼントをするために街に行きましたが、そこでレオンの友人と自称する「バティスト・ミケドス」という男に会いました。
パティストはコリンナに命じられてフィーネを狙いに来たようですが、なかなか手強そうでしたね。最強と言われるレオンにも退くことなく、むしろ本気で戦おうとしたところを考えると命令以外にもパティスト自身の思惑があるような気がします。
フィーネは、ゴートンに「自分はレオンにふさわしい人間じゃないかもしれない」という悩みを打ち明けると、ゴートンはフィーネを隠し通路に連れていき、レオンが本当はフィーネを愛していると言っているところを見せました。
意外にも早い段階で二人の誤解が解けましたね。これから先二人はどういう関係に発展していくのか楽しみですね!